活動報告・メルマガ
Activity reports / Newsletter
メールマガジン Vol.10
(2017年9月29日配信)
【目次】
①第8回研究交流セミナー(10/16開催)のご案内
②「理学友倶楽部だより」コーナーに最近の新任教授インタビューを追加しました
①「第8回研究交流セミナー」を下記のとおり開催します。
「理学研究科って、どんな研究をしている研究者がいるのだろう?」
そんな素朴な疑問は、研究交流セミナーで解消しましょう。
分野の壁をこえた交流で、思いがけない研究のアイデアやコラボレーションが生まれるかもしれません。
第8回は、2017年10月16日(月)に開催します。
3名の講演者からそれぞれ、地球科学、金属化合物、質量分析に関する話題を提供していただきます。
講演後の交流会では、軽食をとりながらフリーディスカッションを行います。
本企画は、分野の壁を超えた交流と大学-企業間の交流を増やし、新しいアイデアとイノベーションを生み出すことを目指して開催しており、どなたでも参加できます。
是非ご参加ください。
ご参加にあたっては、下記リンクの登録フォームより参加登録をお願いします。
(10月12日(木)締切 )
→https://www-tech.sci.osaka-u.ac.jp/sci_forum/regist.cgi
※イベント終了後は、URLは無効となります。
当日参加も歓迎いたします。参加費は無料です。
プログラム詳細:
「第8回 研究交流セミナー」
日時:2017年10月16日(月) 15:30より
場所:大阪大学豊中キャンパス 理学J棟2階 南部陽一郎ホール
ホームページ:https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/event/6168/
15:30-15:35 開会挨拶 田島 節子(研究科長)
15:35-16:25 「地球深部と形成期の実験的再現」近藤 忠(宇宙地球科学専攻教授)
16:25-17:15 「単純なアミノ酸から多彩な金属化合物を創る」今野 巧(化学専攻教授)
17:15-18:05 「新しい高質量分解能質量分析計の開発で見えてくるもの ~低分子から高分子まで~」佐藤 貴弥(日本電子(株)/質量分析オープンイノベーション共同研究講座招へい教員)
18:05-19:00 交流会
講演要旨:
1.「地球深部と形成期の実験的再現」
近藤 忠(宇宙地球科学専攻教授)
地球の年齢は約46億年と言われていますが、地球がどのようにできてどのように進化したかだけでなく、現在の地球の深部構造の詳細に関しても分からないことが多くあります。火星の表層に人類が降り立つ時代になっても、地球深部の物質を人為的な方法で得るのは難しいでしょう。その理由は、温度や圧力等の物理的環境が我々の生命圏と比べて大きく異なり、日常的に経験している物質科学的な常識が通用しないからです。本セミナーでは、我々が行っている地球・惑星の深部構造や形成期の天体で起こった現象を解明するための極限環境下実験と、その結果から分かる最新の地球惑星観についてお話しします。
2.「単純なアミノ酸から多彩な金属化合物を創る」
今野 巧(化学専攻教授)
金属イオンに無機物や有機物が結合した金属化合物は、一般に、金属錯体と呼ばれます。金属錯体には、無機物や有機物にはないおもしろい構造や性質が発現することが多く、そのため、金属錯体を対象とする研究が、錯体化学者のみならず、他の分野の研究者にも盛んに行われるようになってきています。特に、最近では、有機化学をベースとして、金属イオンに結合する有機配位子を設計することにより、複雑な金属錯体や超分子錯体などの合成がなされています。本講演では、金属原子の性質を理解し使いこなすという錯体化学をベースとして、単純な含硫アミノ酸から多種多彩な‘美しい’金属錯体が如何に創り出せるかについてお話しします。
3.「新しい高質量分解能質量分析計の開発で見えてくるもの ~低分子から高分子まで~」
佐藤貴弥(日本電子株式会社/質量分析オープンイノベーション共同研究講座招へい教員)
我々は、大阪大学で開発された多重周回型の飛行時間質量分析計(TOFMS)をベースに、らせん軌道型TOFMSを開発しました。2010年に、らせん軌道型TOFMSとマトリックス支援レーザー脱離イオン化(MALDI)を接続して製品化したJMS-S3000”SpiralTOF(TM)”は、現在も世界最高の質量分解能を誇るMALDI-TOFMSです。その高質量分解能を活かし、生体分野、化学分野において、従来装置では難しかった応用例も示されています。本講演では、装置開発から、新しいアプリケーション開発までお話します。特にアプリケーション開発では、生体分野から低分子化合物のイメージング質量分析、化学分野からケンドリックマスディフェクト法による合成高分子解析について紹介します。
【問合せ先】
大阪大学大学院理学研究科企画推進本部
Email: ri-kikaku @ sci.osaka-u.ac.jp
TEL:06-6850-8158
②「理学友倶楽部だより」コーナーに最近の新任教授インタビューを追加しました
理学友倶楽部ホームページ「理学友倶楽部だより」では、現役の教職員のインタビューなどを掲載しています。最近の新任教授インタビューを追加しました。
藤野 修 教授(数学専攻)インタビュー
志賀 向子 教授(生物科学専攻)インタビュー
越野 幹人 教授(物理学専攻)インタビュー
太田 慎一 教授(数学専攻)インタビュー
松本 浩典 教授(宇宙地球科学専攻)インタビュー
小布施 力史 教授(生物科学専攻)インタビュー
兼村 晋哉 教授(物理学専攻)インタビュー
理学友倶楽部ホームページ「理学友倶楽部だより」はこちら
→https://rigakuyu.sci.osaka-u.ac.jp/news/index.html
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mailmaga @ rigakuyu.sci.osaka-u.ac.jp
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理学部・理学研究科ホームページ:https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/
理学友倶楽部ホームページ:https://rigakuyu.sci.osaka-u.ac.jp/
理学研究科ツイッター:https://twitter.com/Science_OU
【大阪大学未来基金】
理学部・理学研究科教育研究事業:https://www.sci.osaka-u.ac.jp/ja/kikin/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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発行:大阪大学理学友倶楽部
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